停止させるため、伏せの体勢をとらせるコマンド。トレーニングの後半では、立ったまま止まらせるコマンドの "There"、 "Stand"、"Stand, Stay"、 "Stay" も用いられる。
次の指示があるまで、その位置で停止するコマンド。
ターゲット(家畜)に向かってまっすぐ近づくコマンド。スピードを調整するため、表現にいくつかのバリエーションがある。
犬を仕事から解放するとともに、近くに呼び寄せるために用いる。通常は、指示があればすぐに仕事に戻れるように、ハンドラーのそばで待機することも意味する。足元に来させることを強調するため、"That'll Do, Here"と言うこともある。
家畜の周りを時計回りに弧を描いて走らせるコマンド。左手の方角からハンドラーから遠ざかるという意味でもある。
家畜の周りを反時計回りに弧を描いて走らせるコマンド。右手の方角からハンドラーから遠ざかるという意味でもある。
家畜に向かったり周りを回るスピードを緩めるためのコマンド。家畜や周りの状況によって犬が不安になっているときに、特に有効であるとされる。
現在の位置からさらにハンドラーから遠ざかり、別の家畜を見つけて集めさせるためのコマンド。その位置から家畜が見えているケースと見えていないケースがある。例えば左手の方角からLook Back させたい場合は Come Bye と組み合わせ、"Look Back, Come Bye" と言うこともある。
犬がハンドラーに近すぎる場合に、遠ざけるために用いる。Penning や Shedding など、犬が家畜に近い位置で作業しているときにプレッシャーを緩めるために用いられる。
家畜から離れろ、あるいはもっと距離をとれという意味。これまでの上記のコマンドは、通常の指示や対話のためのものなので、強い調子で用いるべきではないが、これらのコマンドは叱責のために用いられることがある。
羊の群を集める準備として、犬が群を挟んでハンドラーの反対側に向かうときの移動経路。ハンドラーの右手側から移動する場合と左手側から移動する場合がある。羊を刺激しない、あるいは広いエリアにちらばった羊を集めるため、羊から十分な距離をとって半円か楕円形の軌跡を描く必要がある。
犬がハンドラーに向かって羊を動かそうとしたときの,犬と羊の最初のコンタクト.羊を動かし始める瞬間.
Liftの後に続く,ハンドラーの元に羊を連れてくるときの移動経路.通常,羊とハンドラーを結ぶライン上をストレートに,かつコントロールの効いたスピードで進まなければならない.
ハンドラーを先頭に羊と犬がその後ろから着いていく形の移動.羊の群の形状は,小さい円形,大きい円形,あるいは一列に並んだ形などがある.初期のトレーニングでは,犬の動きをチェックして指示を与えるため,ハンドラーが後ろ向きに歩くこともある.トレーニングが進めばハンドラーは前を向いて歩き,時折,羊と犬を肩越しに見るだけである.
ハンドラーから遠ざかる方向への羊の移動.犬は最後尾に位置し,羊の群を後ろからプッシュしていく.トレーニングの段階や羊との関連で,犬とハンドラーの位置関係は変化する.
Pen(囲い)やそれに相当するエリア(holding area)に羊を追い込む作業.トライアルでは,ハンドラーと犬のポジションや動作に細かなルールがある.
一頭もしくは複数の羊を群から引き離す作業.一頭の場合をshedding,複数頭の場合をsplittingと言う.ただし国や地方によって言い方は異なる.もともとこの動作は,病気や怪我の個体を群から切り離したり,あるいは市場に連れて行く分を選択したりするために必要とされた.トライアルでは,決められた場所でこれを行ない,分け方や,許される犬とハンドラーの動作が規定されている.
犬が羊に歯を当てる,あるいは噛みつく行為を指す.農場の仕事では,頑固な羊を動かすのに必要なケースもあるが,トライアルではペナルティーか失格の対象になる.